【Youtube広告】運用を始めたら見るべき指標やディメンションは?
目次
はじめに
YouTube広告を効果的に運用するためには、適切な指標とディメンションを把握し、分析することが重要です。本記事では、YouTube広告で見るべき主要な指標やディメンションについて解説します。
認知目的の運用設計とレポーティング
YouTube広告の運用を認知目的で行う場合、特に重視すべき指標として「視聴完了率」と「指名検索数」が挙げられます。
- 視聴完了率: 広告がどれだけ視聴者の興味を引きつけたかを示す指標
- Youtube広告(GoogleAd)の管理画面で確認
- 指名検索数: 広告をきっかけに視聴者が興味を持ち、ブランド名や製品名を検索した回数を測定します。
- GoogleAdの指名検索のインプレッション・クリック数を確認
- GSCの指名検索の表示回数・クリック数を確認
Youtube広告を運用したらKPIとしては上記2つをメインに追いながら、下記の指標とディメンションを参考指標としてモニタリングしていく必要があります。
指標
指標 | 説明 |
---|---|
利用金額 | 広告に投じた総費用 |
表示回数 | 広告が表示された回数 |
CPM | 1000回表示あたりの費用 |
リーチ数 | 広告が到達したユニークユーザーの数 |
リーチ単価 | ユニークユーザー1人あたりの費用 |
クリック数 | 広告がクリックされた回数 |
クリック率 | 広告表示に対するクリックの割合 |
クリック単価 | クリック1回あたりの費用 |
視聴数 | 広告が一定時間以上視聴された回数 |
視聴率 | 広告が視聴された割合 |
視聴単価 | 視聴1回あたりの費用 |
25%視聴率 | 広告の25%が視聴された割合 |
50%視聴率 | 広告の50%が視聴された割合 |
75%視聴率 | 広告の75%が視聴された割合 |
100%視聴率 | 広告の100%が視聴された割合 |
VTNQ | 広告を視聴した後、後でウェブサイトを訪れてコンバージョンした数 |
VTNQCVR | ビュースルーコンバージョン率 |
VTNQCPA | ビュースルーコンバージョンあたりの費用 |
FQ | 広告が1人のユーザーに表示された平均回数 |
ディメンション
ディメンション | 説明 |
---|---|
デバイス | 広告が表示されるデバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど) |
ターゲット | 広告のターゲット層(年齢、性別、興味関心など) |
エリア | 広告が配信される地理的な地域 |
これらの指標×ディメンションを時系列(日次・週次・月次)で追っていくことで、動画ごとのパフォーマンスやどのターゲットにどの動画が刺さり、どの数字に影響があるのかを見ていくことができます。
また、訴求ごとに異なる配信内容を設定した場合、それぞれのパフォーマンスを確認することが重要です。配信面(配信場所や形式)を分けた場合も、各配信面ごとにデータを分析します。
成功基準の明確化と長期的視点
何を目的として広告を配信するのか、何が成功の指標となるのかを明確にすることが大切です。短期間で成果が出づらいため、最低でも3ヶ月、できれば1年間は継続して広告を配信できる予算を確保しておきましょう。
経営や事業理解の重要性
認知を目的とした広告は、定量的に測りづらく、何が成功するかも予測が難しいことがあります。そのため、ある程度の投資と割り切り、継続的に広告を運用できるように経営層や事業部門の理解を得ることが重要です。
まとめ
YouTube広告の効果を最大化するためには、適切な指標とディメンションを定期的に分析し、長期的な視点で運用することが求められます。本記事で紹介したポイントを参考に、効果的なYouTube広告運用を目指してください。