コードエディタの乗り換え経験から学んだこと
コードエディタ「Atom」の開発が終了してから、新しいエディタへの乗り換えを経験しました。乗り換えの過程で学んだこと、そして理想のエディタの特性について考察します。
目次
Atomからの乗り換え
2022年、コードエディタの「Atom」の開発が終了しました。しかし、開発終了後も問題なく利用できたため、特に変更する動きはありませんでした。しかし、新しいプラグインを追加することができなくなったのは大きな問題でした。これを機に、他のエディタの選定を開始しました。
新しい選択肢: PulsarとZed
有志によって、Atomのプラグインを使用できる「Pulsar-Edit」や後継機としての「Zed」が開発されました。しかし、それぞれに一長一短がありました。
- Pulsar: Atomとの類似性が高く、UIや使い勝手は非常に良好です。ただし、プラグインの一部が正常に動作せず、エラーが頻発しました。
- Zed: まだベータ版であり、利用に関する情報が少ない状況です。このため、取り組む際のハードルが高いと感じました。
最終選択: Visual Studio Code
実績が豊富で、多くの情報や文献が存在する「Visual Studio Code」に乗り換えを決意しました。その結果、GitHubとのスムーズな連携や、コミットのログ表示など、多くの点で使い勝手が良好であることを実感しました。
ツール選定のポイント
この体験を通じて、ツール選定における重要なポイントを次の3つに絞り込みました。
- 信頼性: ツールの実績や情報が豊富に存在するか?
- 使いやすさ: 直感的に操作でき、マニュアルなしでの導入が可能か?
- コストハードル: 初期段階での利用が無料で、多機能へのアップグレードまで無料で利用できるか?
また、コードエディタにおいては、「楽に」「見やすく」コードが記述でき、「簡単に」「commitやpushができるか」が重要だと感じました。
まとめ
ツールの選定や乗り換えは、時には大変な作業になります。しかし、その過程で何を重視するべきかを再確認することができました。信頼性、使いやすさ、コストハードルを中心に選択を行い、自身の業務をより効率的に、そして快適に進められるツールを見つけることが大切です。