ユーザビリティ とは

概要

ユーザビリティとは、ユーザーがWebサイトやアプリを利用する上で、どれだけ使いやすく、操作性が高いかということを指します。ユーザーが求める情報や目的を簡単かつ迅速に達成できるようにすることが重要です。

必要とされる理由

ユーザビリティが高いWebサイトやアプリは、ユーザーにとってストレスのない利用ができるため、利用者の満足度が高く、再利用率が上がります。また、商品やサービスの購入や問い合わせなどのコンバージョンも促進されます。さらに、社会的責任として、ユーザーが抱える障壁を取り除き、Webにおける情報格差を減らすことも重要です。

計算方法や定義

ユーザビリティの計算方法は、様々な指標がありますが、代表的なものは国際標準化機構（ISO）が定めた「ISO 9241-11」です。この指標では、以下の3つの要素からユーザビリティを評価します。

• 効果性：ユーザーが望む操作を迅速に実行できるかどうか。
• 効率性：ユーザーが望む操作を容易に実行できるかどうか。
• 満足度：ユーザーがサービスや商品に満足しているかどうか。

また、ユーザビリティには以下のような要素が含まれます。

• ナビゲーションのしやすさ
• 情報の見つけやすさ
• デザインの美しさ
• ユーザーのフィードバックを得る仕組みの充実

具体例

ユーザビリティが高いWebサイトの具体例をいくつか挙げてみます。

• アマゾン：商品の検索がしやすく、購入までスムーズに行える。
• ヤフオク：出品者とのやりとりがしやすく、入札までの手続きが簡単。
• Google：検索結果が正確で、検索対象が見つけやすい。

類語

ユーザビリティには類義語として、「使いやすさ」「ユーザーエクスペリエンス（UX）」「ユーザー中心設計」といった言葉があります。いずれも、Webサイトやアプリの利用者にとって、ストレスのない利用方法の提供を目的としています。