GLOSSARY
リードの定義を社内で揃える
営業とマーケで「リード」の指す範囲が違うまま議論すると、噛み合いません。揃えるのは言葉ではなく、どの状態から数えるかです。
食い違いは、数える起点が違うことから起きる
「リードが足りない」「リードの質が低い」という議論が噛み合わないとき、たいてい両者は違うものを数えています。
| 立場 | リードとして数えているもの |
|---|---|
| マーケ | フォームから連絡先を取得した件数 |
| 営業 | そのうち、話ができた件数 |
この状態で「先月のリードは120件」と言っても、営業には120件の実感がありません。議論の前に、どの状態から数えるかを揃えます。
揃えるときに決める4つ
- どこから取得したものを含めるか。 資料請求、問い合わせ、セミナー申込、名刺交換、リスト購入
- 重複をどう数えるか。 同じ人が3回資料請求したら1件か3件か
- 同じ会社の別の人をどう扱うか。 BtoB では、これが実質的に案件数を左右します
- 連絡が取れないものを含めるか。 メールが不達、電話がつながらない
2と3は必ず決めます。 ここが決まっていないと、月次の数字が集計方法で変わり、増減を議論できません。
注意
「とりあえず全部リード」で始めると、あとから絞れません。 数が減る変更は、現場では成果が下がったように見えるためです。最初に狭く定義し、必要に応じて広げるほうが動かしやすいです。
名前を分けたほうが早い
定義を1つに統一しようとすると、どちらかが譲る形になり、運用に戻りません。分けて名前を付けるほうが早く着きます。
こうすると「リードが足りない」は「どの段階が足りないのか」に変わります。議論が段階の話になれば、打ち手が具体になります。
質の話は、率でしか議論できない
「リードの質が低い」は、単体では検証できません。質は次の段階へ進む率でしか測れないためです。
| 見る率 | 低いときに疑うこと |
|---|---|
| リード → MQL | 集めている層がターゲットとずれている |
| MQL → SAL | 渡したあと触れていない。運用の問題 |
| SAL → SQL | MQL の基準が甘い |
「質が低い」と言われたら、どの率が落ちているかを先に見ます。 率を見ずに集客の方法を変えると、原因が別の場所にあったときに何も改善しません。
数を増やす前に確認すること
リードを増やす施策は、増えた分を処理できる場合にだけ効きます。
- いま来ているリードに、全件接触できているか
- 接触までの平均日数はどれくらいか
接触できていないリードがある状態で数を増やすと、対応できない件数が増えるだけです。 増やす施策より先に、いまの取りこぼしを減らすほうが安く済みます。
取りこぼしを減らしたうえで数を増やす段階に入ったら、リード獲得の設計をどこから始めるかを参照してください。
