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HRtech / 50〜100人 / 上場企業

営業しかいなかったプロダクトに、月300〜500件のリードが入る仕組みをつくり、7年以上伴走する

クライアント
HRtech / 50〜100人 / 上場企業
支援内容
プロダクトの立ち上げ期からマーケティングの立ち上げを担当。リード獲得の経路づくりから、計測基盤の構築、CRM の移管、サイトのリプレイスまで、その時々で必要になったことを引き受けている。
サービス種別 / 期間
BtoBマーケティング支援 / 2019年3月〜現在
やったこと
リード獲得の設計からサイト実装 / 広告出稿の代理店選定とマネジメント / タグの設計からアクセス解析 / SFA/CRM/MA ツールの導入・推進 / レポート基盤の構築 / AI の導入と、社内で使える Agent の構築
課題
プロダクトができたばかりで、社内にいるのは営業だけだった。広告代理店も入っておらず、リードを獲得する経路そのものが存在しない状態だった。
成果
リード獲得の経路をゼロから立ち上げ、月間300〜500件のリードを獲得する状態になった(2019年3月〜継続中)。
体制
週32時間 / 週5回・1時間、必要なものは出席 / リモート中心(出社を伴う時期もあった) / マーケティング責任者

相談の背景

プロダクトができたばかりで、社内にいるのは営業だけだった。 広告代理店も入っていない。

つまり「マーケティングがうまくいっていない」状態ではなく、リードを獲得する経路そのものが無い状態だった。改善する対象が存在しないので、施策の良し悪しを議論する段階にもない。

この状態で最初に決めなければならないのは、何を数えるかにあたる。プロダクトが売れる筋道を事業モデルから引き直し、そのうえでどの数字を追うかを決める。ツールを選ぶのはそのあと。 先にツールから入ると、そのツールが測れるものが指標になってしまう。

やったこと

リードが取れる状態を、3つ同時に立ち上げる

どれか1つでは商談まで繋がらない。

広告を出しても受け取る先が無ければリードは溜まらないし、受け取る先を作っても流入が無ければ空のままになる。サイトに CTA だけ置いても、そこへ人が来る経路が無ければ押されない。3つが揃って初めて1本の線になる。

  • Pardot(Account Engagement) —— 獲得したリードを受け取って追える先を作る
  • 広告出稿 —— 代理店の選定から入り、配信を始める
  • サイトの改修 —— 資料ダウンロードなどの CTA を置き、流入をリードに変える口を作る

現在は月間300〜500件のリードが入っている。

獲得の次に分からなくなるのは「どのリードが売上になったか」

リードが増えると、数を追うだけでは足りなくなる。獲得の数だけを見ていると、質が落ちても気づけない。 月間300件が500件になっても、商談化しないリードが増えただけということが起きる。

そこで Salesforce のリードを BigQuery に連携して生データを溜め、Looker Studio でレポートにした。役割を分けている —— BigQuery は貯める側、Looker Studio は見る側。

見ているのは MQL を日次で、流入経路別・キャンペーン別に割ったもの。CPA と ROI をその場で確認して、施策に反映できる。 月次のレポートが出てから判断する状態ではなくなっている。

日次で見られることが効いている。広告は配信してから数日で傾向が出るので、月末にまとめて見ると、悪い配信に1か月分の予算を使い切ったあとになる。

サイトを、エンジニア不在のまま作り直す

社内にエンジニアがいない状態で、サイトを Next.js と Vercel で一人で作り直した(完了済み)。

Claude Code を使うことで、エンジニアを立てずに運用できる形にしている。 作り直すこと自体が目的ではなく、制作と運用のコストを下げることが目的にあたる。

外注すると、直したいところが出るたびに見積もりと納期の話が発生する。内部で直せる状態にしておくほうが、結果として速く安い。

いまは CRM を入れ替えている

Salesforce → Pardot の構成を、Salesforce ↔ HubSpot に切り替えている。

Salesforce は残す。入れ替えているのは MA の側で、理由はマーケティング機能の強化。 Pardot でできることの範囲が、いまやりたいことに追いつかなくなっている。

顧客データの置き場所は変えずに、マーケティング側だけを載せ替える形になる。営業が使っているものを止めずに済む。

体制 —— 週32時間、打ち合わせは毎日

週32時間は、週4日に相当する。 外部の支援としてはかなり多い部類で、この事例の内容の広さはここから来ている。

打ち合わせは週5回・各1時間の枠があり、必要なものに出ている。週1回の定例で報告する関わり方ではない。意思決定に居合わせる位置にいるので、決まったことを後から聞いて手戻りする、ということが起きない。

窓口はマーケティング責任者。リモート中心で、必要に応じて出社している。

続いている理由

マーケティングの業務に限定していないから。

立ち上げのときはリードを取ることが必要で、リードが増えたら計測が必要になり、サイトが古くなれば作り直しが必要になり、いまは CRM の入れ替えが必要になっている。

その時々で必要なことが変わるのに、契約の範囲を「マーケティング」に固定すると、必要なことができなくなる。サイトの作り直しは制作会社に、データ基盤はデータの会社に、と分けた瞬間に、繋ぐ人が誰もいなくなる。

一人で企画から実装まで行うため、「これは範囲外です」という線が引かれない。この期間は、それを続けた結果として出ているものにあたる。

PROCESS

進め方

  1. 1

    指標を決め、取得を設計し、戦略を立てる

    最初の1〜2か月。指標を決めてから、どの基盤で何を取るかを設計し、達成の筋道を立てた。

  2. 2

    受け口と入口をつくる

    リードを獲得する経路そのものが無い状態だったため、3つを並行して立ち上げた。

    2-1

    Pardot(Account Engagement)の導入

    2-2

    広告出稿

    代理店の選定から入り、配信を開始する

    2-3

    サイトの改修

    資料ダウンロードなどの CTA を設置する

  3. 3

    可視化する

    Salesforce のリードを BigQuery に連携して生データを溜め、Looker Studio でレポートにした。MQL を日次で流入経路別・キャンペーン別に見て、CPA と ROI をその場で確認できる状態にしている。

  4. 4

    サイトを作り直す

    エンジニアが不在のまま、Next.js と Vercel で一人でリプレイスした(完了済み)。

  5. 5

    基盤を入れ替える

    Salesforce → Pardot の構成を Salesforce ↔ HubSpot に切り替えている(進行中)。Salesforce は残し、入れ替えているのは MA の側。

  6. 6

    AI で、人を増やさずに回す

    マーケティング業務をする人数が増えなかったため、Claude を導入して効率化した。

    6-1

    各種ツールを繋いだ Agent の構築

    GA4 や HubSpot などを接続した Agent を作り、社内のマーケター以外でも、サイトの改修や、分析に必要なデータの取得ができるようにした。

TOOLS

関連するツール

FAQ

この案件で聞かれたこと

MA の入れ替えで、手間がかかるのはどこですか

Salesforce との同期と、連携の切り替えです。ツールによってデータ構造が違うため、項目の再設計と、既存のオートメーションルールの組み直しに時間がかかります。

社内のメンバーと役割が被らないのはなぜですか

社内にこの領域に精通した人がいないため、全般をカバーする形で入っています。

マーケティングの課題をご相談ください

現状のご説明だけでも構いません。まずはお問い合わせください。

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