GLOSSARY
GA4 で最初に決めるべきこと
入れただけでは判断材料になりません。既定のイベントは「何が起きたか」を記録しますが、「何が良かったか」は自分で定義する必要があります。
入れただけでは、判断に使えない
GA4 は設置すればページビューやセッションを記録します。しかしこれらは「サイトが使われたか」を示すだけで、「成果が出たか」は示しません。
最初に決めるのは、次の1つです。
このサイトで何が起きたら成功なのか。
問い合わせの送信か、資料のダウンロードか、特定ページへの到達か。ここが決まっていないと、どれだけ数字を見ても判断に結びつきません。
コンバージョンを定義する
決めた「成功」を、GA4 側でキーイベントとして登録します。ここで注意することが2つあります。
- 送信ボタンのクリックではなく、送信完了で計測する。 クリックは、バリデーションエラーで止まった場合も記録されます
- 完了ページがない場合は、送信の成功を示す挙動を捉える。 フォームによっては、完了ページに遷移せず画面内で切り替わります
注意
クリックをコンバージョンにすると、実際の件数より多く出ます。 フォームでエラーが起きて送信できていない人も1件として数えるためです。GA4 の数字と、実際に届いた問い合わせの件数が合わないときは、まずここを疑います。
既定のイベントだけでは足りない理由
GA4 は拡張計測機能で、スクロールや外部リンクのクリック、ファイルのダウンロードを自動で記録します。便利ですが、これらは「サイト全体で何回起きたか」しか分かりません。
たとえば「資料のダウンロード」は自動で記録されますが、どの資料かは既定では分かりません。判断に使うには、イベントにパラメータを付けて自分で送る必要があります。
必要になるのは、次のような区別ができるときです。
- どのフォームから送信されたか
- どの資料がダウンロードされたか
- どの記事から問い合わせに至ったか
この区別が要るかどうかを、設計の時点で決めます。 後から遡って取ることはできません。
実装は GTM 経由に寄せる
GA4 のタグをページに直接書くこともできますが、イベントを追加するたびにコードを触ることになります。 GTM を経由させると、計測の変更をコードの変更なしで行えます。
直貼りと GTM の併用だけは避けてください。 同じイベントが2回送られ、数字が倍になります。詳しくは GTM の記事に書いています。
見る指標の順番
数字を見るときは、次の順で降りていきます。上から順に見ないと、原因のない改善案が出ます。
- コンバージョン数。 そもそも増えているか減っているか
- 流入元別のコンバージョン率。 どの経路が効いているか
- ページ別の離脱。 どこで止まっているか
- その1ページで何が起きているか → ここは GA4 では分かりません。Hotjar のような行動観察ツールの範囲です
流入の意図とページが合っていないケースでは、GA4 だけでは原因が見えません。Search Console で、どんな検索語で来ているかを合わせて見ます。
3番の離脱が特定のページに偏っていて、内容に問題が見当たらないときは、表示の速さを疑います。どこまで追うべきかは LCP に書いています。
設計から実装、BigQuery 連携までをどこまで引き受けるかは Google Analytics 4 導入・運用支援にまとめています。
