なぜこの状態になるのか
プロダクトと営業の担当は先に置かれます。マーケティングは、その2つが動き出してから必要性が見えてくるため、採用の順番が後ろに回ります。
結果として、次のどちらかになります。
- 誰も見ていない。 施策は各部署が思いついた順に動いている
- 一人が全部見ている。 戦略も広告もサイトも計測も、同じ人が抱えている
掲載している事例のうち、7件はマーケティング担当が不在・一人・少数の状態からの相談でした。特別な状況ではありません。
一人のときに、最初に落ちるもの
手が回らなくなったときに削られるのは、優先順位を決める時間と、効果を検証する時間です。どちらも締切がなく、やめても短期的には何も起きません。
そのまま進むと、こうなります。
- 施策は動いているが、どれが効いたのか説明できない
- 判断の根拠が一人の頭の中にあり、引き継げない
- 相談する相手がいないため、やめる判断ができない
足りないのは手ではなく、判断を一緒に持つ相手であることが多いです。人を増やしても、優先順位が決まっていなければ増えた分だけ施策が散ります。
入り方は2つあります
どちらから始めるかは、社内に実行できる人がいるかで決まります
実行できる人がいるなら伴走、いないなら実行まで。途中で切り替えても構いません。
1. 実行まで引き受ける。 戦略の設計から施策の実行、ツールの導入・運用までを担当します。社内に実行できる人がいない、または立ち上げ期でスピードが要る場合はこちらです。
2. 実行は社内で、判断だけを支える。 施策は社内で回す前提で、分析のサポートと方向性の助言を担当します。動かせる人はいるが相談相手がいない場合はこちらです。
引き継げる形にすることを前提にします
一人の担当者を外部で置き換えても、属人化の場所が社内から社外に移るだけです。そうならないように、次を残します。
- 計測の設計を文書にする。 何を成功と定義し、どこで測っているか
- 数字が自動で出る状態にする。 レポートを人が作らないと出てこない状態にしない
- ツールの設定意図を残す。 なぜこの項目を持っているのかが分かる形にする
採用まで見た事例もあります。1人目のマーケティング担当者のスカウティングから採用面談まで並走し、引き継いで抜けるところまでを担当しました。
